歯周病と心疾患
2018年8月24日
歯周病が心疾患(心臓の病気)に関係があるというのは、すでに常識になりつつある事実です。
とくに、「感染性心内膜炎」「虚血性心疾患」「アテローム性動脈硬化症」については、強い関連性があるといわれています。
そのため、歯周病をそのまま放置するというのは、大事な歯を失うだけでなく、命の危険にも直結するということです。
例えば、上で紹介した「感染性心内膜炎」は、心臓の膜や弁に細菌が感染して、心臓を壊してしまう病気です。
その「感染する細菌」の中に、歯周病菌が含まれているといわれており、歯周病と感染性内膜炎に強い関連が疑われています。
本来は口内にいるだけの歯周病菌が心臓まで達するためには、血管に侵入するしかなく、そのきっかけこそ「歯周病による歯ぐきの炎症」が濃厚だというわけです。
そう考えれば、歯周病によって歯肉が炎症して、出血まであるということは、血管内に歯周病が入り込む余地があるということになりますので、心疾患のリスクが高まっているということになります。
もちろん、歯周病だから上記の心疾患になるわけではなく、歯周病は要因の1つです。そのため、歯周病になっていると、これらの疾患になる可能性があがるということになります。
しかし、上記のような関連性を考えれば、余計な病気になるリスクを下げるという意味で、早めの歯周病治療が重要になることは自明だといえるでしょう。
当院では、根幹治療を含む歯周病治療を数多く行っています。冷たい水がしみる、歯ぐきから血が出るなどの症状があれば、ぜひ1度ご相談ください。
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