歯周病と頭痛
2018年8月27日
重度の虫歯や歯周病になっている人の中には、頭痛を訴える人もいます。
じつは虫歯や歯周病と頭痛は密接な関わりがあるのです。
特に、上の奥歯に問題がある人は、頭痛になるリスクが高くなりますので、注意が必要です。
上の奥歯の根(根幹)は、上顎洞(副鼻腔)という鼻の周りの空間と非常に近い位置にあります。そのため、歯周病や虫歯が進行して、歯の根を侵食し、そのまま上顎洞にまで達することがあるのです。
そうなると、歯周病菌や虫歯菌は上顎洞で増殖します。
すると、上顎洞が炎症を起こして、頬の痛みや頭痛の原因となってしまうのです。
また、頭痛だけではなく悪臭のする鼻水が出たり、顔の片側に違和感を覚えたりするなどの症状も出てきますので、日常生活に支障を来してしまうことも多くなります。
そうなってしまうと、原因となった奥歯は抜歯するしかなくなる可能性もありますので、一刻も早く歯科医に見てもらわなければいけません。
もちろん、上顎洞については、歯科ではなく耳鼻咽喉科での治療になりますので、治療には手間と時間がかかってしまうでしょう。
そんなことになる前に、歯科検診を受けるなどして、虫歯や歯周病を事前に防いでおくのが、最適な方法です。
当院では、一般歯科治療の他、根幹治療も行っております。口内に気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
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