根管治療の実態
2018年8月15日
根管治療は、歯の根をきれいに洗浄、殺菌して、密閉するのが主な治療です。
しかし、ただ洗って殺菌消毒するといっても、皿やコップを洗うような簡単なものではありません。
根管という神経が入っていた直径数ミリ以下の曲がった管の中から、神経の欠片や組織をすべて取り除くことを目指して、様々な道具や薬剤を駆使する、高度な医療です。
もちろん、歯の根の部分ですので、口内の歯茎の奥が治療箇所になります。
この治療は、10分や20分、時にはそれ以上の長時間にわたって、口を開けたままにしていただく必要がありますので、患者様には負担になることでしょう。
しかし、ここで手を抜いてしまうと、残った組織や神経の欠片が細菌の隠れ家や餌になってしまい、炎症が起こって歯周病が再発してしまうわけです。
つまり、根管の中をどれだけきれいにするか、というのが根管治療の成否を分けるポイントということになります。そのためには、歯科医師は自分の技術を駆使し、集中して治療に当たることになるでしょう。
その結果、治療が長時間に及んでしまったり、何度も通ったりすることになるわけです。しかしそれは、再発を防止するための最大限の努力ともいえます。
もちろん、歯科医はなんの説明もなくそういった治療を行うことはありません。患者様は、説明を聞いた上で、ぜひ歯科医師に協力していただければと思います。
当院では、根管治療を数多く実施しています。歯茎の違和感や痛みなど、ご不安なことがございましたらお気軽にご相談ください。
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