根管治療の難しさとラバーダム
2018年7月25日
歯の根に細菌感染が起きた場合に行われる「根管治療」は、とても繊細な治療です。
もちろん、虫歯治療が簡単なわけではありませんが、根管治療は虫歯治療よりも幹部が奥にあり、小さく細い中の治療を行うため、細心の注意と集中力が必要です。
特に、根管治療の基本は殺菌です。
そのため、歯科医師は患部に細菌が入り込まないように、とても気を遣いながら治療に当たっています。
しかし、口の中には常に唾液が分泌されています。
本来であれば、唾液は口の中を洗浄する役割を担っていますが、根管治療では、細菌感染の原因になってしまうのです。
また、口の中というのは、狭い中に舌や頬、数多くの歯などがあり、また常に活動していますので、治療行為に差し支えが出てくることも少なくありません。
それが根管治療の難しさの一端と言っても良いでしょう。
そのため、根管治療ではラバーダムというシートで治療対象の歯以外を覆ってしまう治療方法もあります。
ラバーダムを使うことで、唾液による感染の予防だけでなく、薬剤が口内に漏れることを防いで、患者様への負担も下げることができます。
歯科医師からすれば、舌や頬の動きを気にすることなく治療に専念できる利点もあり、結果的に治療時間も短くなることが多いです。
根管治療をされる場合は、1度歯科医師に相談してみることをおすすめします。
当院では、根管治療で多くの治療実績があります。根管治療について、ご不明がございましたらお気軽にご相談ください。
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