歯の神経を抜くとはどういう事か
2018年5月17日
虫歯が進行し、歯の神経にまで到達すると、歯の神経を抜く治療をしなくてはなりません。「歯の神経を抜く」とは、どういう事なのか、解説していきたいと思います。
「歯の神経」とは、「歯髄(しずい)」といわれる組織で、感覚を司る神経だけでなく、栄養を運ぶ血管や、リンパ管が通っています。
「歯の神経を抜く」とは、歯の中を通っている歯髄を取り除く事を指します。
虫歯を取り除いた後、歯髄のある空洞の中を、針のような器具を使って、歯髄をかき出します。歯髄を取り除いた後は、数回にわたって消毒を繰り返し、中が完全にきれいになったら、最終的な薬を隙間なく詰めていきます。
歯の神経を抜く事で、痛覚が無くなるので、虫歯で痛んでいた歯の痛みは無くなります。しかし、歯の神経を抜くと、歯に栄養が運ばれなくなるため、どうしても脆くなるので、歯の寿命が短くなるといわれます。
神経を抜いた後は、徐々に歯の色が茶色っぽく変色してくるため、前歯の場合は目立ってしまうというデメリットもあります。
歯の長く使うためには、歯の神経はできるだけ抜かない方がいいと言えます。神経を抜く治療をするという事は、虫歯はかなり大きくなり、ズキズキと痛む状態だと考えられます。
定期検診をしっかり受け、虫歯を早めに発見し、早めに治療を受け、歯の神経を抜かずに守っていきましょう。
当院では、根管治療を行っております。ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。 http://www.icco-d.com/0515konkanchiryou/