初期虫歯は治る?
2018年5月8日
「初期虫歯」という言葉を聞いた事がありますか?
初期虫歯とは、虫歯の穴があく一歩手前の状態の事を指します。歯のエナメル質の中のミネラルが溶け出してしまっている状態です。
まだ、穴があいていないので、痛みなどの自覚症状も無いため、見逃しやすいという特徴があります。歯の表面が白濁したような状態になっています。
虫歯は、一度穴があいてしまうと、治る事はありません。放っておいたら、どんどん虫歯は深くなってしまいます。
ただ「初期虫歯」は違います。
まだ穴があいていない状態なので、適切なケアを続ける事で、穴があくのを防ぐ事ができます。
そして、溶け出してしまったミネラルを再び歯質に取り込み、歯を修復する事ができます。
初期虫歯から健康な歯に戻るためには、毎日のケアが大切です。
・ プラークを残さず落とすこと
毎日の丁寧な歯みがきが大切です。みがき残しが無いように、歯ブラシで丁寧にみがいた後、デンタルフロスや糸ようじなどの歯間清掃用具を使って、歯と歯の間もきれいに汚れを落としましょう。
・ フッ素を利用すること
フッ素には、歯質を虫歯菌の出す酸に強くする作用や、歯から溶け出したミネラルを再び歯質に取り込む「再石灰化作用」を促す作用があります。
フッ素配合の歯磨き粉を利用するのがおすすめです。
初期虫歯から健康な歯には、1日や2日では戻りません。長期に渡ってケアを続ける事が大切です。
当院では、一般歯科診療や予防歯科診療を行っております。ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。 http://www.icco-d.com/0525preventive/