インプラント周囲炎とは
2018年4月29日
インプラントは、歯を失った場合に、人工の歯根を顎の骨に埋め込み、自分の歯のように使用する事ができる方法です。
取り外し式の入れ歯を装着する時に起こるような、異物感、違和感を感じる事なく、快適に使用する事ができます。
しかし、注意しなくてはならないのは、インプラントも自分の歯を同じようにケアが大切だという事です。人工の歯だからといって、ケアをしなくて良いわけではありません。
自分の歯の場合、歯を支える周囲の組織に起こる炎症のひとつに「歯周病」がありますが、インプラント治療を行った場合にも、同じような炎症がみられる事があります。
インプラント周囲の歯周組織に起こる炎症で「インプラント周囲炎」といわれます。
インプラント周囲炎は、ケアが不十分でインプラントの周りに歯垢(プラーク)が停滞することにより、歯周病菌が増殖しインプラント周囲の歯ぐきから、インプラントを支える顎の骨にまで炎症が広がります。
放置しても良くなりませんので、必ず適切な処置を受ける必要あります。
炎症の広がりが大きい場合には、インプラントを摘出しなければならない事もあります。
インプラントは、天然の歯との場合よりも、周囲に栄養血管が少なく、炎症に対する抵抗力が弱いと言われています。
天然の歯の歯周病と比較して、骨の破壊が急速に進みやすい傾向にあります。
インプラント周囲炎を予防するためには、毎日の丁寧な歯みがきに加えて、歯科医院でのメンテナンスが必要不可欠です。
インプラントが入り、よく噛めるようになっても、安心せず、きちんと定期的にクリーニング等のメンテナンスを受けるようにしましょう。
当院では、インプラント治療など、歯を失ってしまった場合の治療を行っております。
ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。 http://www.icco-d.com/