歯を抜けたままにしておくと
2018年4月11日
歯を抜けたまま放置していませんか?
特に、抜けた歯が、奥歯の目立たない位置であったりすると、通院が面倒になったり、お金をかけたくないと思うがあるのかもしれません。
しかし、歯を抜けたまま放置しておくと、お口の中や身体に様々な悪影響を及ぼします。
今日は、歯を抜けたまま放置してしまった場合、お口や身体に起こる悪影響を解説したいと思います。
<歯を抜けたまま放置すると起こる悪影響>
1. お口の中に起こる影響
(1)抜けた歯と噛み合っていた歯が伸びてしまう
反対の歯が、これまで噛み合う事で受けていた刺激が受けられなくなり、伸びてきます。伸びてしまった歯は、簡単には戻らないので、失った歯の部分を補う治療をする際、妨げになります。
(2)抜けた歯の隣の歯が傾いてくる
抜けた歯の両隣にあった歯は、歯が抜けた事によりできたスペースに傾いてくるようになります。元に戻すには、矯正治療が必要になります。
(3)噛み合わせ/歯並びが乱れてくる
「(1)(2)」の影響で、噛み合わせ/歯並び全体が乱れてきます。一部の歯に負担がかかると、歯が脆くなる事があります。歯並びが乱れ、見た目が悪くなる事があります。
(4)歯ぐきの位置が下がってくる
歯を失ってしまうと、歯を支えている骨(歯槽骨)が機能しなくなり、歯ぐきが痩せて下がってきてしまいます。
2.身体に起こる影響
(1)顔が老けてみえるようになる
お口周辺の筋肉のバランスが悪くなり、頬がこけてみえたり、顎がたるんでみえるようになります。
(2)胃腸に負担がかかる
噛み合わせが悪くなると、咀嚼機能が低下し、胃腸に負担がかかりやすくなってしまいます。
(3)発音が不明瞭になる
歯が抜けたままになっていると、歯の隙間から空気がもれて、発音が不明瞭になる事があります。
(4)脳への刺激が減少する
噛み合わせが悪くなると、”噛む”事で起こる脳への刺激が減少していしまいます。
このように抜けた歯を放置すると、多くの悪影響があります。
歯が抜けてしまった場合/治療で歯を抜いた場合には、しっかりと最後まで治療をするようにしましょう。
当院では、抜けた歯の治療など一般歯科治療を行っております。
ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。 http://www.icco-d.com/