歯石とは何か?歯垢と歯石の違い
2018年2月11日
「歯石(しせき)」という言葉をよく耳にする方も多いのでは無いでしょうか。
同じようによく耳にする言葉で「歯垢(しこう)」がありますが、「歯石」と「歯石」は別のものです。
それぞれについて解説していきましょう。
「歯垢」とは
歯垢とは、歯に付着する白くネバネバとした塊です。細菌の塊で、1mgの歯垢には、およそ30種類、数億から10億個もの細菌が棲息しています。
細菌の中には、虫歯の原因となる虫歯菌や歯周病の原因となる歯周病菌が含まれています。歯に付着した歯垢は、毎日の歯みがきで丁寧に擦り落とす事が大切です。
付着したままになると、虫歯や歯周病の原因となります。
「歯石」とは
歯石とは、歯垢が唾液中の成分により石灰化して固まり石のようになったものです。
歯石になると、歯みがきで取り除く事ができなくなります。
自力で除去する事ができないものなので、定期的に歯科医院で歯石除去を受ける事が大切です。
歯石そのものは、直接虫歯や歯周病の原因になりませんが、歯垢が付着しやすくなり、細菌の温床になるため、歯周病の原因となったり、歯周病を悪化させます。
「歯垢」と「歯石」は別のものですが、きちんと除去できていないと、虫歯や歯周病の原因となります。毎日の歯みがきできちんと歯垢を落とし、定期的に歯科医院で歯石除去を受けましょう。
当院では、予防歯科診療を行ってあおります。ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。 http://www.icco-d.com/0525preventive/