歯科治療と口内炎
2018年1月24日
口内炎は、食事中などに頬の裏を噛んでしまったり、固い食べ物で口の中を傷付けてしまったりしたときに出来ることがあります。
一般的には、口内の細菌が傷付いた粘膜に感染して炎症を起こしていることが原因です。
そのため、寝不足や風邪、疲れているときなど、身体の抵抗が弱くなっているときに起こしやすくなっています。
そんな口内炎が、歯科治療中に起きることがあります。
歯科治療の最中は、口の中は比較的清潔な状態ですので、口内炎になることはほとんどありません。
しかし、患者様によっては、歯科治療をするたびに口内炎になってしまう人もいます。
そういった人は、麻酔が効きすぎて、治療後の食事で気付かずに口内を傷付けてしまっていることが多いでしょう。
そのため、麻酔を使った歯科治療のあとは、最低でも1時間は噛む必要があるものを食べないようにしましょう。人によっては麻酔が切れるまでにもっと時間がかかる場合もありますので、気を付けなければいけません。
また、麻酔そのものに拒否反応を示す人もいます。そういった人は治療中から痛みを覚えることもあります。
その場合は、歯科医師にきちんとお伝えいただくことで、麻酔の種類を変えるなどして対策できますので、必ず伝えるようにしましょう。
歯科治療は何度も通っていただくことの多い治療です。お互いにガマンすることなく、最適な治療が行えるようにするには、コミュニケーションが重要です。