根管治療の痛み
2018年1月18日
根管治療は、原則として、一度しか麻酔を使用しません。
唯一、麻酔を使用するのは、神経を抜いてしまうときだけです。
なぜなら、根管治療は神経を抜いたあとの根管に対して行うため、痛みを感じないからです。
しかし、実際には、神経を抜いたあとも痛みを感じることがあります。
根幹治療は根幹の内部を洗浄、殺菌して密封する治療ですので、まずは細菌の温床になってしまっている今回内の神経をきれいに抜くところから始まります。
このとき、歯の根がいくつにも枝分かれしていたり、曲がったりしていると、1度の治療で神経をすべて抜ききれないことがあります。
複雑なために何度かに分けて神経を取る場合は、当然ながら麻酔をかけて処置します。
しかし、枝分かれした根幹に気が付かなかったり複雑な形状なために神経をすべて抜いたつもりが残っていたりすると、洗浄するときの器具が神経を刺激して激痛が走る場合があるのです。
そんな場合は、我慢せずに視界に相談してください。
このときの痛みは大人でも飛び上がるほどの場合もあり、この痛みに恐怖を覚えて、通院できなくなることもあります。
根幹治療はきちんと密封(治療完了)しなければ、細菌が根幹に再感染するリスクがとても高くなっています。そのため、治療を途中でやめてしまうのは、とても危険なことなのです。
痛みがある場合、必ず歯科医に相談すれば、神経が残っていないか再度診断したり、麻酔を使ったりするなど、適切な処置を施してくれます。
根幹治療は、必ず最後まで終わらせるようにしましょう。