根幹治療の寿命?
2018年1月15日
歯の根の中にある、歯の神経が入っている根幹をきれいに殺菌、消毒し、細菌がまた入り込むようなこと(再感染)がないように詰め物をするのが、根幹治療です。
しかし、この根幹治療を行っても、根幹に再感染して、また初めから根幹治療を行わなければいけないという場合は、ゼロではありません。
そのため、「根幹治療で使う詰め物などに寿命があるのではないか?」という疑問を持ってしまう人もいることでしょう。
しかし、安心してください。根幹治療には、寿命はありません。
理論的には、詰め物に寿命はありませんので、根幹治療のあと一定期間が経つとまた感染する、といったことは起こらないのです。
ただし、根幹の形が複雑な場合や、数多く枝分かれしている場合などで、消毒や殺菌が完全にできないことがあります。
また、治療後の被せものや詰め物がきちんと詰め切れていないことで外れてしまって、細菌が入り込んでしまうこともあります。
これらは、歯科医師の技術だけではなく、治療方針や使用する器具や機材などにも影響されるものです。
放っておくと悪化するばかりですので、もし、根幹治療のあとに痛みや違和感があれば、必ず歯科医師へ相談するようにしましょう。