インプラント周囲炎
2017年12月16日
インプラントは、ブリッジや入れ歯のように、残った歯に負担をかけたり代替えをさせたりするものではなく、顎の骨に柱を立てて人工の歯を埋め込む治療です。
そのため、失った歯と同じように噛むことができ、見た目も美しい治療として人気があります。
しかし、インプラントは柱としてボルトのようなものを顎の骨に挿して固定していることもあり、メンテナンスを怠ると重篤な状態になりやすいという欠点があります。
そんなメンテナンス不足で陥りやすい症状の1つが、インプラント周囲炎です。
インプラント周囲炎は、本物の歯でも起こる歯周病と同様なもので、歯周病菌がインプラントの周囲で繁殖して、歯茎に炎症を起こすものです。
しかし、インプラントの場合、本物の歯にある歯根を守る膜がないため、細菌が容易に深いところまで到達しやすくなっています。
そのため、インプラントを入れた場合は、本物の歯以上に歯磨きなどのメンテナンスを行わなければいけません。
インプラント歯周炎も、通常の歯周病と同じく、きちんとした歯磨きで防ぐことができます。そのため、定期的な検診に加えて、日々の歯磨きが重要になってくるのです。