根幹治療には信頼関係が重要
2017年11月13日
虫歯が進行した結果や、虫歯治療のあとなどに、根幹に細菌が感染して炎症を起こした状態を治療する行為を、「感染根管治療」と呼びます。
「感染根管治療」では、根管内をきれいに洗浄し、薬剤を充填して再感染を防ぐ治療を行います。
しかし、根幹は人により、歯によってまったく違っており、目で見えないような細い管が張り巡らされていることもあります。
そのため、その治療は非常に困難で、正しい診断を下すだけでも、時間がかかってしまうことが少なくありません。
特に、耐えられない痛みを伴うほど悪化してしまったあとでは、炎症の範囲も広く、治療箇所も多くなることから、余計に時間がかかってしまうのです。
そのため、患者様の中には、不安を覚えて歯医者を変えてしまう人も少なからず存在します。
もちろん、それで良い結果となる場合もありますが、多くの場合、診断からやり直すことになりますので、余計に時間がかかり、痛みを長引かせることになるのです。
歯科医にも「説明不足」という問題があるかもしれません。しかし、まずは歯科医を信用していただき、協力して根管治療に当たることをおすすめします。
それが、早めの治療につながることが往々にして良くあるのです。