歯周病は歯磨きだけで治る?
2017年11月16日
歯周病になると、歯茎から血が出たり、歯がぐらぐらとしたり、酷くなると歯が抜けてしまうこともあります。
そんな歯周病は、歯磨きだけで治すことはできるのでしょうか?
もちろん、歯磨きだけで治ることはあります。
しかし、あくまでも「軽度の歯周病」で、かつ「歯石が付いていない」場合に、「正しい歯磨きを行う」という場合です。
歯がぐらぐらと揺れてしまうほどの歯周病の場合は、すでに歯の根にまで歯周病菌が感染しており、歯磨き程度では太刀打ちできません。
また、歯石が付いてしまっている場合は、その中で歯周病菌が増殖してしまいます。歯石は歯磨き程度では取ることはできませんので、歯科医に行くしかないでしょう。
しかし、そうでない軽度の歯周病であれば、歯磨きだけで治る場合があります。
そもそも、歯周病の原因は歯周病菌が歯の隙間や歯と歯茎の隙間に溜まって増殖することです。
そのため、毎食後の歯磨きで歯周病菌が増える原因となる食べかすなどをきれいに取り除き、歯周病菌を除去することで、歯周病の進行を止め、治癒する可能性があるわけです。
しかし、そのためには、正しい歯磨きを行い、食べ残しや歯垢(歯周病菌の塊)を取り除けるようになっておく必要があります。
ただし、本当に正しい歯磨きの方法は、歯科医でなければ教えてもらえないでしょう。
そのため、ぜひ歯周病になる前に歯科医で正しい歯磨きの方法を学んでおくことをおすすめします。