良い口内環境とは?
2017年11月7日
虫歯や歯周病を防ぐには、歯磨きが重要です。特に、歯と歯の間や歯と歯茎の間にできる歯垢(プラーク)の除去がもっとも重要と言えるでしょう。
そして、この日々のブラッシングによって、虫歯や歯周病を防ぐということは、口内環境を整えているとも言えます。
生まれたばかりの赤ん坊の口は、ほぼ無菌状態です。しかし、成人の口内には、1,000億から2,000億個もの細菌が棲んでいると言われています。
この数に驚く人も少なくないかもしれませんが、この数は、毎日正しい歯磨きを行っている健康な人の口内細菌の数です。そうではなく、多くの人は、この倍以上の細菌を口の中に持っているということになります。
問題は、これらの細菌の種類であり、その比率です。そして、その比率こそが口内環境の要なのです。
健康な人は、この細菌の中の善玉菌と悪玉菌の割合が「9対1」と言われています。しかし、歯磨きを怠ることで、その比率は簡単に崩れ、虫歯の原因菌であるミュータンス菌やラクトバチルス菌、その他の歯周病原因菌が優勢になってしまうのです。
本当に、たった1日歯磨きを怠るだけで、このバランスは乱れてしまいます。
毎日きちんと歯磨きをして、忘れずに口内環境を整えましょう。