いくら磨いてもダメなのは1
2017年8月11日
「毎日きちんと歯を磨いているのに虫歯になった。だけど、ろくに磨かないのに虫歯がない人がいるのはどういうことだろう?」という疑問を抱いたことありませんか。
まるで歯磨きが無駄のように思えてきますね。
では、なぜ人は虫歯になるのでしょうか。
唾液が歯の表面をひたしていれば虫歯にはなりません。なぜなら、唾液は「液体のエナメル質」ともいわれ、歯のエナメル質の成分であるカルシウムやリン酸を豊富に含んでいます。
唾液が歯の表面を包んでいる限り、歯は常に脱灰と再石灰化を繰り返しながら成立しています。
わかりやすくいえば、歯も皮膚のように、古い表面がはがれ(脱灰)、新しい正面ができあがる(再石灰化)という新陳代謝を繰り返しているのです。
このシステムが唾液の助けを受けて順調にいっているうちはいいのですが、脱灰と再石灰化のバランスが崩れると虫歯になってしまいます。