虫歯の予防・治療もレーザーならこんなに楽(9)
2017年6月18日
◎歯間ブラシですみずみまで磨こう
日常的に私たちが使っている大きい歯ブラシで表面を磨いたのち、市販されている歯間ブラシで歯と歯の間を掃除することを今日から実行しましょう。
歯間ブラシを使ってすみずみまできれいにし、ゴミをすっかり取り除くことが、予防には絶対に欠かせません。
歯間ブラシは、歯間の幅に合った太さのものを使ってください。歯間ブラシの太さは0.7ミリから2.0ミリまで、だいたい5種類のものが市販されています。
歯間が狭いところにムリをして使うと、歯や歯肉を傷めますから要注意です。幅に合ったものを使いましょう。
また、ムリに歯間に入れると、歯肉を傷つけることがありますから、ゆっくりと挿入します。そして静かに数回動かしながら清掃します。
歯間ブラシを使うとき、内側に炎症が起きると重篤になりやすいため、歯の内側のほうが外側よりも大事だということを覚えておいてください。ブラシを使うときは、内側を傷つけないためにも外側から磨くほうが危険度が低いといえます。これは外科手術でも同じで、内側はできるだけ触らないでおくのが原則になっています。
また、歯のすき間をきれいに掃除するためのデンタルフロス(糸ようじ)もあります。
これは、歯科用の糸で歯と歯の間を掃除するのに有効な手段です。ただし、虫歯がひとつもない、充填物、かぶせ物のクラウンもない方には使いやすいのですが、それ以外にはあまりおすすめできません。詰め物などがある場合には、引っかかったりしますから使いにくく、加えて若干歯を緩めることもあるかもしれません。
デンタルフロスで掃除するよりは、歯間ブラシでていねいにする方が効果的だといえます。
虫歯予防は、とりもなおさずプラークコントロールです。しっかり予防さえしておけば、いつまでもきれいな歯を維持できます。