虫歯の予防・治療もレーザーならこんなに楽(1)
2017年5月25日
子どもの頃に虫歯が多ければ、大人になってからも虫歯が多くなる傾向があります。大人は20歳をすぎると、虫歯はそれほど増えません。年に一本か、2~3年に1本ぐらいでしょう。したがって、15歳ぐらいまでに適切な予防措置をしておけば、大人になってからの虫歯はかなり抑えることができます。
学校健診で驚かされるのは、虫歯の減少傾向とは対照的に、歯肉炎が増加していることです。生徒の半数は、歯ぐきが汚れ、腫れています。
歯の検診があるというと、皆さん一生懸命磨いてきているのですが、触ると血が出てくる症状さえみられるのです。
このような歯肉炎の増加は放置しておくわけにはいきません。歯槽膿漏は高齢者にとって一番困った病気ですが、最近では若年層にも増加傾向が見られるのです。
歯の痛みは甘・冷・温と進行していきます。
歯の構造は人間が衣服を着ている状態で説明するとわかりやすいでしょう。まず、エナメル質というジャケット着て、その下に象牙質という下着を履いています。象牙質のなかには歯髄と言って血管・神経という生身のカラダが入っています。さらにその下にはセメント質というズボンを履いているという構造になっています。
虫歯は、その症状の進行状態によってC1からC4まで、つまり第1度から第4度まで、4つの段階に分けられます。
ちなみにCとは「Caries」(う蝕)を略したものです。