根管治療とは8
2017年4月5日
歯の余計なすき間を専門的には「死腔」と言います。この「死腔」にも二種類あって、神経が入っていた管の先端まで詰めた物が届かない場合と、レントゲン・フィルムでは根の先端まで届いているようにみえても、実は、壁とその充填物との間に肉眼ではわからないほどのすき間がある場合、そのすき間がガラスとガラスをくっつけたほどのすき間でも、支障をきたします。ぴったり合わせた二枚のガラスを水につけると、間に水が上がってきます、これくららいのすき間でもいけないのです。
残念ながら、レントゲン・フィルムでは、そのくらいのすき間はとても読み取ることはできません。
充填のあと、充填物がどの程度白くレントゲンに写るとよいか、だいたいわかってきたことでしょう。しかし、勉強不足の歯科医も含めた、ごく一般の患者たちは、どういう状態が望ましいかが、なかなか見分けにくいものです。