根管治療とは7
2017年4月3日
根管に有害なすき間があり、根が溶けていく場合、どんどん溶けていって、いつかはその歯の根が全部溶けていき、ついには抜けてしまいます。結果的には余計なすき間はなくなるわけですから、体に害はなくなってしまいます。
囊胞(うみのふくろ)の場合は、炎症の急激な拡大を阻止するための産物ですから、慢性の炎症にとどまっているということです。ただし、慢性の炎症でも囊胞を持っている人の感染抵抗力が落ちた時に、急性に変わることはよくあります。その時、頬や顎まで大きく腫れます。
人間の歯の中でも、余計なすき間があってはいけないということです。歯の神経が入っていた管も密閉しておいてあげないと、外界と連絡することになります。
ところが人間の体というのはよくできていて、時おり、根の先端だけ自然に封鎖されることがあります。しかし、一般的には、特に管の太い例、あるいは患者のいろいろな条件によっては、封鎖しない場合が多いようです。