根管治療とは16
2017年4月24日
触覚の感度を上げるということで言えるのは、指先を道具の保持器具として用いているような治療技術では、決して触覚の感度を上げることはできないということです。指先を感覚器として取り扱うように、日頃から注意を払っていかなければなりません。そんなわけですから、ゴルフ三昧に明け暮れて、指先にゴルフのクラブダコなどができているようでは、触覚の感度がお世辞にもよくなるとはいえません。
触覚をトレーニングするということは、感覚器としての機能を増幅するということです。ですから、治療のレベルが上がることはいうまでもありません。これらの原始的な医療技術を身に付けるということで、とかく現代の医療の中で失われがちな医者の人間性が蘇生するのではないか。すなわち、もう一つのメリット、患者に人間として接するようになるのではないでしょうか。