よい歯磨き剤とは
2017年3月17日
歯磨き剤にはどんな成分が含まれているでしょうか。一般に、歯磨き剤には、次のような基本成分が配合されています。
研磨剤…リン酸カルシウム、水酸化アルミニウムなど
発泡剤…ラウリル酸ナトリウムなど
湿潤剤…グリセリンなど
粘結剤…アイリッシュモスなど
香味剤…ハッカ、スパイスなど
そのほかにも薬用成分として、虫歯に対する抵抗性を高めるフッ素剤、プラーク堆積を抑制する酵素剤、炎症を軽減させる抗炎症剤などが含まれる歯磨き剤もあります。
歯磨き剤に含まれる基本成分の効果のうち、主なものは次のとおりです。
研磨剤…歯の表面に付着したプラークや色素(タバコのヤニ、茶しぶ)を除去します。
発泡剤…歯磨き剤を口のなかに拡散させ、洗浄効果を高めます。
香味剤…ハッカ(ペパーミント、スペアミント)などの香料には、爽快感や清涼感があり、口臭の予防効果があります。
また、虫歯や歯周病の予防剤としての効果、歯の知覚過敏の抑制効果をうたった歯磨き剤もあります。ここで注意したいのは、歯磨き剤に頼ってブラッシングがおろそかにならないようにすることです。また、歯根の露出した歯には研磨剤の入っていない液体歯磨き剤が適しています。