根管治療とは1
2017年3月20日
人間の歯が失われるのを、大きく分類しますと、重度の虫歯(軽度の虫歯でも抜歯する歯医者もいますが)と歯槽膿漏によります。このことは、多くの方がご存知です。
ところで、ここで取り上げている「根管治療」というのは、重度の虫歯(根の先が化膿してうみの袋がある)のほぼ決定的解決策としての療法であると、まずご理解ください。
「根管治療」で歯槽膿漏を治すことができないのは言うまでもありませんが、ただし、「根管治療」も必要になることはあります。
でも、歯槽膿漏の治療法では決して重度の虫歯を治すことはできません。従って、2つの病気を併せ持っている場合は、どちらの治療法も適切に行わなければ治療は望めません。
「根管治療」とは神経(正式には歯髄と言います)が入っていた管を清掃、拡大して一定の約束に従った形に整えたあと、根の先端まで、できるだけ緻密に封鎖していく治療を総称して言うわけです。もちろん、神経を取る行為から、管の中に時おり薬を塗る行為も含まれます。