歯周炎の症状・検査2
2017年2月17日
動揺度の診査
歯に対する固定などの処置の必要性を、ある程度判定することができます。歯の揺れ具合を2桁の数値として表して、客観的に評価できる装置もあります。
そのほか、歯周ポケット内の浸出液量を計測することもあります。炎症が進むと浸出液量が増加することがわかっているためです。また、直接歯周ポケット内の細菌数を調べる方法や、取り出した細菌を培養し、歯周病関連細菌を検出したり、その割合を調べたりすることもあります。
ある細菌種に特徴的なDNAを検出するDNAプローブという分子を使って検査することもあります。20世紀末には歯周ポケットの浸出液を集め、歯周病関連細菌の有無を調べる簡易キットも市販されるようになりました。