歯周炎の症状・検査1
2017年2月15日
歯周炎ではどのような症状が見られるか
歯周病は、進行の程度によって軽度、中等度、重度の三つに分類されます。それぞれの進行度に沿って、目に見える症状と目に見えない症状があります。
歯肉炎・歯周炎ではどのような検査をするのか
プラーク(歯垢)の染め出し
歯肉縁上の歯垢を染め出して、歯の生え際がどれだけ汚れているかを調べます。最初に歯肉炎・歯周炎を起こすのは歯肉縁上の歯垢ですので、その汚れをとることはとても重要です。また、歯肉の炎症状態を視診することもあります。
歯周ポケット測定
ポケット探針で歯周ポケットの深さを測ります。また、歯周組織の付着歯肉の高さ、ポケット内での炎症の進み具合の確認などにも有効です。
エックス線検査
歯の周りの骨(歯槽骨)の高さを調べます。根尖病巣や根尖性歯周炎といわれる根(根尖部)でのレントゲン透過像との鑑別などにも有効です。ただし、二次元的解析(平面的分析)であるため、最近ではCTスキャンを使って3次元的解析(立体的分析)を行うこともあります。