虫歯になる最大の原因「ミュータンス菌」
2016年5月27日
同じような食事をしていても、虫歯になりやすい人となりにくい人がいます。この違いは何でしょうか?
じつは、虫歯のなりやすさを決める最大のポイントは、口のなかにいる虫歯菌の数とその種類なのです。
温かく湿った口の中は、細菌の絶好のすみかです。その数はなんと300種類以上に及ぶとされ、そのうち10数種類がいわゆる虫歯菌です。
中でも虫歯をつくるパワーにおいて最強とされるのがミュータンス菌です。歯磨き剤のコマーシャルなどでこの名前を耳にしたことがあるでしょう。
日本人はもともとミュータンス菌をもっている人が多かったため、かつてはだれもが持っている菌だと思われていました。しかし生まれたばかりの赤ちゃんは、だれひとりミュータンス菌をもっていません。大人でも、ミュータンス菌がまったくいない人もいます。
ミュータンス菌が口の中にすみつくようになるのは通常、赤ちゃんのころです。母親や周囲の大人から、食べ物を口移しされるなどしたときに唾液といっしょに入ってくるのです。
一壺歯科医院
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