歯科治療時に注意が必要な薬や病気
2016年5月13日
歯科治療を行うにあたって注意すべき服用薬や全身疾患がいくつかあります。歯の治療と体の状態なんて関係ないだろう、と思われるかもしれませんが、治療の内容によっては注意が必要になる場合があります。
例えばワーファリンや小児用バファリンなどを飲んでいるケースです。これらの薬は血栓予防として血液をサラサラにするために処方されます。これらの薬を飲んでいるのに歯科医師に申告せず、抜歯などの外科処置を受けてしまうと血が止まらなくなってしまったりして大変困ったことになることがあります。
そして、糖尿病の患者さんは免疫力が低下しているため、特にコントロールされていない人は重篤な感染症を起こす可能性があるので大変注意が必要です。
また、骨粗しょう症の患者さんでは、骨粗しょう症の治療薬を飲んでいる場合、抜歯をすることで顎の骨が壊死してしまうことがあります。
また、普段から複数の薬を飲んでいる人は、歯科で薬を出す際に同じような薬が出されていないか、飲み合わせは大丈夫か、などの確認をする必要があります。
歯の治療は口の中だけだから、全身と関係ない、と思わず、どんな小さなことでもいいので、病気の治療中、または薬を服用しているなどがあればぜひお伝えください。
一壺歯科医院
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