二次カリエスとは
2016年5月11日
過去に治療をしたはずの歯がまた虫歯になった!という経験のある人も多いことでしょう。じつは大人の虫歯で多いのがこのタイプの虫歯であり、このような虫歯のことを二次カリエスまたは二次う蝕とよんでいます。
すでに治療済みで治ったはずなのに・・なぜまた虫歯ができるの?と不思議に思う人も多いことでしょう。確かに、詰め物やかぶせ物は人工物なので虫歯になることはありません。しかし、その下にある歯の部分がやられてしまうのです。しかも詰め物の下にあるのは歯の中でも弱い部分である「象牙質」です。人工物は作り物ですから、年数がたつにつれ、劣化していきます。この劣化の仕方は材質によっても大きく変わってきますが、この劣化により、歯を十分に守ることができなくなっていきます。
そのため、虫歯菌が中に入り込んでしまい、構造的に弱い象牙質は虫歯になってしまうのです。
また、二次カリエスは、詰め物やかぶせ物の奥の方で進行するため、自分で気づくことができないのも難点です。特に神経のない歯は痛みを感じないため、気がついた時には歯が残せないほど虫歯でやられてしまった、ということも決して珍しくはありません。
そのため、虫歯の治療後も定期的な検診が欠かせません。
当院では3ヶ月ごとの検診をお勧めしております。
一壺歯科医院
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