洗口剤のデメリット
2016年5月2日
歯磨きの後に洗口剤を使用するとスッキリ爽快感があるので日常的に使っている人もいることでしょう。しかし、数ある洗口剤の中にはピリピリとした強い刺激があるものもあります。
このピリピリとした刺激の原因はエタノールです。このエタノール、実は曲者で、口の中を乾燥させてしまう作用があるのです。ピリピリとした刺激があたかも殺菌成分があるかのように感じてしまいがちですが、じつはそうではありません。このエタノールはなぜ含まれているのかというと、洗口剤に含まれている色々な成分をうまく混ぜ合わせるための目的です。
20秒くらいうがいをすると効果的とされていますが、終わった後は口の内側がなんだか乾燥した感覚がします。これはエタノールの含有量が多いほどそのような傾向があり、エタノールが口の中の水分を減少させてしまうからなのです。
口の中の水分が減少すると、細菌は繁殖しやすい状態になります。そのため、逆に口臭が発生しやすくなるとも言われています。口臭予防のために使っているつもりが、口臭が増えてしまうことになってしまっては元も子もありませんよね。
そのため、できれば洗口剤はアルコールが含まれていない、または少ないものを使うと良いでしょう。
毎日使うお口のケア用品、自分がどのようなものを使っているのかをよく知り、本当に体にとって大丈夫かどうかを吟味することも大切です。
一壺歯科医院
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