汚れた歯ブラシが体の感染症を引き起こす
2016年4月29日
歯ブラシに付着している細菌の数は1億個以上とも言われています。その中には様々な病気を起こすブドウ球菌などもくっついているとされています。
汚れた歯ブラシを長期間使い続けると、細菌が歯ブラシ上でどんどん繁殖します。それを使って歯磨きをするとことで歯周病や虫歯などのトラブルを引き起こす可能性もあると言われています。
また、食中毒や肺炎など新たな感染症を引き起こす可能性もあるとされています。近年になって、がんや動脈硬化などを含むあらゆる病気を起こす原因に感染症があると考えられてきているのです。
そのようなことにならないよう、歯ブラシをなるべく清潔に保管することが大事です。そのためには次のようなことに注意しましょう。
1.流水でしっかりと洗う
コップでためすすぎなどはせず、流水でよくブラシを洗いましょう。
2.歯ブラシをきちんと乾かす
使用後にブラシの部分をティッシュで拭いたり、風通しの良い場所に置いて水が切れやすいようにしましょう。
3.トイレの近くに置かない
ユニットバスの場合、洗面所とトイレが近いため、浮遊している大腸菌やサルモネラ菌、体制黄色ブドウ球菌、レジオネラ菌などが付着しやすい環境になります。そのため、食中毒や肺炎を起こす場合があります。
4.ブラシを定期的に交換する
歯ブラシは使い続けると毛先が開いたり、つぶれたりすることで清掃能力が低下します。また細菌が繁殖するため、歯ブラシの場合は1か月、電動歯ブラシの場合は3か月を目安に交換しましょう。
歯ブラシが原因で体の健康を損なわないように気をつけましょう
一壺歯科医院
http://www.icco-d.com/0525preventive/