保険診療と自由診療の型取りは違う?
2016年4月11日
入れ歯には保険適用のものとそうでないものがありますが、その大きな違いは何かというとまずは材質の違いです。保険のものはレジンと呼ばれるプラスチック製であり、どうしても強度の面から厚みがあったり、外れやすい、発音や食事がしづらいというデメリットがあります。
このようなデメリットを克服したものが金属床義歯に代表される自由診療の義歯です。金属床義歯は違和感が少なく、発音もしやすかったり、食事も美味しく食べられるのが大きなメリットですが、保険が効かないため値段が高めなのがデメリットです。
自由診療の入れ歯の素材は、上あごに触れる部分に金属を使用したり、義歯にセラミックを使用しているものもあります。このような特別な材料を使用しているため治療費が高額になっているわけですが、実は入れ歯の材質だけでなく、治療を行う際に使われる材料も保険で使用されるものとは違う良質なものが使われていたり、治療にかかる手間もより多くかけられているということも治療費が高めに設定されている理由です。
例えば、型取りの際に使われる印象材ひとつをとっても、保険診療においては変形しやすい材料しか認められていませんが、自由診療においては変形することがほとんどないシリコンの材料が使われます。
このように、保険診療と自由診療の違いは単に出来上がった物の材料の違いだけではありません。より良い物をつくりあげるために、目に見えないところでも全てにおいて高品質の材料が使われていたり、手間がかけられているのです。
当院では患者様一人ひとりにじっくりと時間をかけた治療を行っております。
一壺歯科医院
http://www.icco-d.com/