入れ歯は優しく洗いましょう
2016年4月1日
前回に引き続き、入れ歯のお手入れについてですが、入れ歯のお手入れはあくまでも優しく、が基本です。入れ歯のプラスチックの部分は細かい傷がつきやすいためです。そのため、歯磨き粉をつけて磨いたり、歯ブラシでゴシゴシこするのはあまりお勧めできません。傷がつくとその部分に汚れや細菌がたまりやすくなってしまうからです。
磨く歯ブラシは普通の歯ブラシでも良いのですが、歯磨き粉は付けず、流水下でやさしく洗うようにしましょう。入れ歯専用のブラシというのもありますのでそちらを使うのも良いでしょう。また、部分入れ歯の場合は金具の部分にも汚れが溜まりやすいため、その部分も忘れずによく洗いましょう。
そして、できれば食事の後は、食べかすが歯と入れ歯の間などに溜まりがちなので、口臭予防のためにも、なるべく食事ごとに外して洗うのが良いでしょう。
部分入れ歯の場合には、入れ歯だけでなく、自分の歯も忘れずに磨く必要がありますが、特に入れ歯の金具がかかっている歯の周囲は汚れが他の歯よりもたまりがちなので、特別注意して磨くようにしましょう。それを怠ってしまうと、いずれ虫歯や歯周病にかかってしまい、その歯を失うことになりかねません。
入れ歯も自分の歯も定期的に検診を受けることが長持ちさせることにつながります。
一壺歯科医院
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