入れ歯のお手入れの重要性
2016年3月30日
入れ歯は自分の歯ではないため、自分の歯よりも手入れがおろそかになりがちです。総入れ歯の場合は特に、虫歯になることもないから・・と手入れを怠ると、不潔になって菌が大量に繁殖してしまったりすることで体に悪影響が出ることもあります。
特に高齢者の場合、口の中の細菌が肺へ入り込んでしまうことで、誤嚥性肺炎を起こして命に関わる場合もあります。部分入れ歯の場合もお手入れが不十分であると、残っている歯が虫歯や歯周病になって、ますます歯を失うことにもなりかねません。
そのほかにも、義歯を不潔な状態で使っていることで、口臭がひどくなったり、義歯性口内炎になって、つけていると痛みが出てしまい、つけていられない、というようなことになってしまうこともあります。義歯や残っている歯をなるべく良い状態で長持ちさせるためには、日々の細やかなお手入れが大事であることを忘れてはいけません。
まず、食事の後にはなるべく早めに歯磨きをし、入れ歯も同時に洗うようにしましょう。食事をしたまま放置していると、細菌が非常に繁殖しやすいため要注意です。また、入れ歯の金具がかかっている歯は特に周囲に汚れがこびりつきやすいため、より周囲を念入りに磨くようにしましょう。
入れ歯も長く良い状態で使うためには定期的に検診が必要です。ぜひご相談ください。
一壺歯科医院
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