5歳までの食事が味覚の発達に影響する
2016年3月18日
味覚障害の大人が増えているそうです。そしてこれは若年層にも多くなっているようです。
味覚障害とは味が薄く感じてしまったり、ある特定の味覚(例えば苦味だけ、など)を感じなくなったり、というようなことです。味覚には甘味、酸味、塩味、苦味、旨味の5つがありますが、本来はそれらをバランス良く感じることができるのが普通です。
しかし、近年のようにジャンクフードやファーストフードなどに触れる機会が多く、特定の味ばかり感じていると、他の味覚が機能せずに退化してしまうのです。味覚の形成に大きな影響を与えるのは5歳までの食事内容だ、という説があります。
子供は甘いものを基本的に好むので、離乳食でも甘いものを早めに与えてしまうと他の味覚がわかりづらくなってしまうそうです。そのため、あらゆる味覚を発達させるためには甘いものはあまり早いうちに与えない方がよいようです。
また、化学調味料で味付けされたものばかり食べるのも問題です。お手軽に料理をおいしくできる化学調味料ですが、そのようなものばかり食べていると、味覚が麻痺し、本来の微妙な味の違いがわからなくなってしまうのです。
そのため、なるべく5歳まで、ファーストフードやジャンクフード、コンビニの惣菜などに触れさせる機会を減らし、化学調味料を使わずに素材の味がわかるようにお家の方が調理してあげるのが一番ということのようです。
一壺歯科医院
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