口呼吸への対処法
2016年2月15日
口呼吸は本来鼻からするべき呼吸を口からする場合です。生まれたばかりの赤ちゃんや乳児は鼻からでしか呼吸しません。ミルクを飲むためには鼻から呼吸をしなければなりませんよね。
しかし、なんらかの理由でそれがいつの間にか口呼吸となってしまうケースが増えており、近年では小学生のおよそ80%以上が口呼吸をしているというデータもあります。
口呼吸を続けていると、やがて顔つきも変わってきます。お子さんが口呼吸をしていたら早めにやめさせることが肝心です。原因別の対処法をあげてみます。参考にしてみてください。
1.鼻づまりが原因の場合
鼻炎や副鼻腔炎で鼻が詰まっている、または以前にお話ししたアデノイド肥大が原因で鼻の通りが悪くなっている、という場合には耳鼻科で治療を受けて鼻の通りを良くしてあげる必要があります。
2.歯並びが原因の場合
出っ歯で口が閉めにくいために口呼吸になってしまっている場合には、歯列矯正治療を受けて口が閉められるようにすることが大事です。
3.癖で口呼吸になっている場合
離乳した後、口で呼吸するのが癖になってしまっている場合があります。鼻づまりでもなく歯並びにも問題がない場合にはこの可能性が高いでしょう。こんな場合には、鼻から呼吸する癖をつけさせるように指導してあげましょう。
口呼吸は百害あって一利なしです。お子さんが鼻から呼吸をしているかときどきチェックしてあげてください。
一壺歯科医院
http://www.icco-d.com/