銀歯が臭う原因
2016年2月10日
取れてしまった銀歯が臭ったり、銀歯が入っているところから変な味(臭い)がしたことのある人もいるでしょう。このように銀歯が臭ってしまう原因は次のようなことが関係しています。
1.銀歯は傷がつきやすく細菌が溜まりやすい
銀歯は細かな傷がつきやすく、その傷の部分に細菌が溜まりやすくなります。
2.銀歯は錆びたり変質するため汚れが溜まりやすい
銀歯に使用される金銀パラジウムは、口の中の酸などの刺激で錆びたり、変質をしてしまいます。そうすると金属の表面の凹凸が細菌のたまり場となり、臭いを発する元となります。
3.銀歯と歯との境目に汚れが溜まりやすい
銀歯の縁(ふち)の部分は見た目で歯にぴったりと合っているように見えても、段差が存在します。その段差の部分に細菌が溜まりがちになり、臭いの元になったり、そこから虫歯ができる原因になったりします。
4.歯と銀歯の接着面に隙間ができやすく細菌が溜まりやすい
歯と銀歯はセメントと呼ばれるものでくっつけています。このセメントは口の中の温度変化や噛んだ時の刺激によりいずれボロボロに壊れてしまいます。そしてその後は唾液に溶け出し、流出してしまいます。そこでできた隙間に細菌が入りこんで口臭の原因になったり、新たに虫歯ができる原因となります。
このように、保険治療で使われている銀歯には材質的な面で汚れが溜まりやすいと言えます。銀歯が入っていて不具合のある方はぜひご相談ください。
一壺歯科医院
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