歯根膜炎の対処法 2
2016年2月22日
前回は歯根膜炎の自宅での対処法をご紹介しました。今回は歯科医院でどんなことをするのかについてです。
■歯根膜炎の対処法(歯科医院編)
1.投薬
応急処置として炎症が強く痛みがひどい場合には痛み止め、細菌感染が疑われる場合には抗生剤も処方されます。ただ、あくまでも対症療法であるため、歯自体に問題がある場合には歯の治療も必要となります。
2.咬合調整
新しい被せ物などの高さが高くて噛み合わせが強く当たっている場合には、噛み合わせの調整をします。また、歯根膜炎で化膿してしまっていることが原因で歯が浮いてくることがあります。この場合にも噛み合わせの高さを落として、歯根膜を安静な状態に保つ必要があります。
3.感染根管治療
歯の感染が原因の場合には根管治療が必要になります。歯根膜の炎症とは言っても、歯の細菌感染が原因の場合にはその根本である歯の治療をしなければ歯根膜の炎症も治まってきません。
4.マウスピース
歯ぎしりがひどいのが原因になっている場合には、夜間の歯ぎしりによるダメージから歯を守るためにマウスピースを入れるのがよいでしょう。
いずれにしても症状が軽いうちに早めの対処をするのがベストです。歯の感覚がおかしいな?と感じたら早めにご連絡をください。
一壺歯科医院
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