顎関節症の症状
2016年1月15日
顎関節症(がくかんせつしょう)、あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、実は一生のうちに半分の人が経験すると言われています。あらゆる年令で起こりうるものですが、特に20代~40代の若い女性に起こりやすいとされています。顎関節症の症状としては次のようなものがあります。
1.顎関節の雑音
顎の関節の内部にある関節円板という組織がずれたり、穴が開いたり、変性することによって口の開け閉めの際にクリック音やクレピタス音と呼ばれるコリコリ、ガリガリというような雑音がします。
2.顎関節の痛み
関節部(関節包、関節靭帯、円板後部組織)の慢性的な外傷性病変を主症状とし、顎関節の運動時や圧迫されると痛みを感じます。
3.口が開けづらい
顎関節内の関節円板の位置がずれてしまって、口が開きづらくなります(開口障害)。また痛みを伴うこともあります。
4.顎の筋肉の痛み
顎の周囲の筋肉が過度に緊張したり炎症を起こすことで顎の周囲の筋肉が痛み、顎が動かしにくくなったりします。筋肉の痛みが歯の痛みのように感じることもあります。
5.他の症状
頭痛、肩こり、首のこりやめまい、耳の痛みなどが起こることもあります。
心当たりのある症状があったら一度歯医者さんで相談してみましょう。次回は顎関節症の原因についてお話ししていきます。
一壺歯科医院
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