顎関節症の原因
2016年1月18日
前回は顎関節症の症状についてお話ししましたが今回は顎関節症の原因についてです。
顎関節症の原因はハッキリとはわかっていませんが、次のようなことが複雑に絡み合って起こると考えられています。
1.顎の構造が弱い
顎の関節や筋肉の構造が弱い場合、顎関節症が起こりやすくなると考えられています。
2.歯ぎしりをしている
就寝中の歯ぎしりは顎の関節に負担がかかり、また筋肉の過剰な緊張を引き起こすため、顎関節症を引き起こす原因になるとされています。
3.噛み合わせに問題がある
噛み合わせが悪い状態であると顎関節症が起こりやすくなると言われています。
4.日頃行っている悪い習癖がある
片側のみで物を噛む、頬杖をつく、同じ側ばかり下にして寝る、爪を噛む、うつ伏せで寝る、などのような癖があると、顎関節に負担がかかって顎関節症になりやすくなります。
5.歯列接触癖(TCH)がある
日中に上下の歯を無意識にカチカチ合わせる癖があると顎関節に負担がかかり、また、この癖があると夜間に歯ぎしりを起こしやすくなって顎関節症をより起こしやすくなります。
6.その他の原因
ぶつけるなどの外傷、電話の受話器を肩に挟んで喋る、スマホなどの長時間操作、精神的なストレスなども顎関節症を起こしやすくするとされています。
一生のうちに半分の人がかかると言われている顎関節症、だれがかかっても不思議ではありません。原因を知ることで極力顎の不快な症状を回避できる可能性がありますので、ぜひ参考にしてみてください。
一壺歯科医院
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