根の治療で痛みが出るとき
2016年1月1日
根の治療中、治療後に痛みが出る時があります。通常は麻酔をしたり、なるべく痛みの出ないように配慮をして治療を進めますが、痛みが強く出る場合としては次のようなものがあります。
1.神経の炎症が強くて麻酔が効きにくい時
痛みがひどくなってから神経の治療をする場合、非常に麻酔が効きづらく、辛い思いをすることがあります。歯髄炎を起こしている時は中の神経は腫れ上がっています。そのような時は歯茎に麻酔をうっても、なかなか歯髄に麻酔を効かせることができません。
2.歯根周囲の炎症が原因で敏感になっている時
すでに神経がない歯であっても、器具で根の中を治療していると痛みを感じる時があります。これは、根の周囲の炎症があって敏感になっている部分が根の中から器具で圧力をうけることで痛みを感じているのです。
3.神経が残っている時
神経がないと思っていても実は取り残している場合があります。その場合は神経を器具で触ると痛みます。
4.根の治療後に痛みが出る時
神経の治療や根の治療をした後は、歯の周囲の歯根膜に刺激が伝わるため痛みを感じやすくなります。そのため、根の治療後はその部分で噛まない、などの注意が必要です。
根の治療で起こる痛みは辛いものです。ケースバイケースで麻酔を打つ、量を追加する、麻酔の方法を変える、投薬をするなどの対処をしてなるべく痛みを起こらないようにしてきますので、心配なことがありましたら遠慮なくおっしゃってください。
一壺歯科医院
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