口呼吸ってなぜ悪いの?
2015年12月30日
人は本来は鼻で呼吸をするものです。しかし、小さい頃からの癖や鼻炎などが原因で口呼吸をするようになってしまうと、それがメインの呼吸方法になってしまう場合があります。口呼吸には様々な弊害があります。その例を挙げてみます。
■口呼吸による弊害
1.虫歯、歯周病になりやすくなる
口呼吸をすると口の中が乾燥します。そうすることで細菌が繁殖しやすくなり、虫歯ができやすくなったり、歯茎が赤く腫れたりするようになります。
2.口臭が強くなる
口が乾くと口臭はきつくなります。
3.歯並びが悪くなる
小さい頃から口呼吸であると、舌が低位舌の状態となるため、舌によってうまく顎の骨の成長が行われなくなります。そのため歯並びが悪くなります。
4.歯に着色しやすくなる
唾液によって食べ物の色素が洗い流されにくいために、歯に着色しやすくなります。
5.風邪をひきやすくなる
鼻呼吸の場合は、空気が鼻の粘膜の水分を吸収して湿度を保ったまま呼吸器に送られますが、口呼吸は乾燥した空気が直接入るため喉から感染を起こしやすくなります。
6.いびき、睡眠時無呼吸症候群の原因になる
口呼吸だと低位舌の状態になるため、舌が喉のほうに落ち込み、空気の取り込みを阻害するのでいびきや睡眠時無呼吸症候群の原因になります。
7.アレルギーや扁桃腺の炎症を起こしやすくなる
鼻呼吸のように鼻毛などの細菌を取り除く関門がないため、細菌が喉に直接入って風邪をひきやすくなります。
鼻炎で鼻が詰まっていて口で呼吸ができない場合には鼻炎の治療が必要です。耳鼻科で一度相談してみましょう
一壺歯科医院
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