妊娠中の歯科治療
2015年12月28日
妊娠中は歯科治療ができないと思っていませんか?しかし、妊娠中は急激なホルモンの変化やつわり、生活スタイル、食生活の変化などでお口の中の状態がとても悪くなりがちです。実際に妊娠をきっかけに歯を悪くしてしまう人も多く見かけます。
そのため、妊娠中は特に歯の状態を健康に保つために細かなケアが必要となります。それは歯科医院での治療に関しても同じことが言え、歯科医院でプロフェッショナルなケアを受けることで妊娠中のお口のトラブルをなるべく避けることができます。
妊娠中にできる治療としては次のようなものがあります。
■妊娠中に可能な治療
・クリーニング
妊娠中は唾液の状態が変化し、歯垢がたまりやすくなります。歯垢は自分で取りのぞける場所もあれば、自分では取れない部分もあります。トラブルを起こさないためにも歯科医院でしっかりとクリーニングをしておくのがよいでしょう。
・虫歯の治療
妊娠中は虫歯のリスクが高まります。また、進行もしやすいため、悪い虫歯は軽いうちに治しておいたほうがいいです。また、お母さんに虫歯があると、将来的にお子さんに虫歯をうつしてしまうリスクが高くなります。
・歯周病の治療(歯石とり)
妊娠中は歯周病も進行しやすくなります。歯周病があると、早産や低体重児出産の危険性が高まることもわかっています。
妊娠中の歯科治療はいつでも可能ではありますが、体の状態や治療内容によっては安定期にやったほうがよい場合もあります。担当医師と相談して進めていきましょう。
一壺歯科医院
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