歯の麻酔が効かない!
2015年12月9日
誰もが歯の治療はなるべく痛くない方がいい!と思いますよね。でも時々、麻酔の効きづらい人がいます。「自分は酒飲みだから麻酔が効かないんだよね」とか「麻酔が効かない体質なんです」という人もいますが、麻酔が効きづらくなる本当の原因は次のようなものです。
1.炎症が強くなっている時
麻酔は炎症が強くなって痛みがひどい時には効きづらくなります。その理由は、炎症の起こっている組織は酸性に傾いており、麻酔は酸性の環境では効きづらい、ということが言えます。
2.下の奥歯
一般的に、下の骨は緻密骨と言って密度が高く、骨の表面も硬いものです。それに比べて上の骨は海綿骨といってスカスカで麻酔も達しやすい傾向があります。そのため、とくに下の奥歯に麻酔を打つ際には効きにくい場面によく遭遇します。普段から麻酔が効きづらい人、というのは男性でがっちりして骨が厚い人が多いものです。
3.膿が多く溜まっている時
膿が溜まっている歯茎などに麻酔をうってもなかなか効きません。これは膿が麻酔の効果を弱める働きがあるためです。
4.精神的なもの
痛みに対して非常に恐怖心を持っていたりすると、麻酔が効きづらくなることがあります。あまり神経質にならないことも大事です。
一般的に痛みや腫れのある時は麻酔が効きづらくなります。ストレスなく歯科治療を受けるためには、なるべく症状の軽いうちに行うことです。異常を感じたら早めに歯科を受診しましょう。
一壺歯科医院
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