口臭がひどい時に疑われる病気は?
2015年12月4日
口臭は生理的なものと病的なものがあり、生理的なものは健康な人でも誰でも起こり得るものです。ちょっと歯磨きをさぼったり、寝起き、お腹が空いている時などは誰でも臭います。このような原因も含めて、口臭のうちの8割以上は口の中が原因であると言われています。ただ、いくら口の中を清潔にしようと頑張っているのにもかかわらずいつも口臭がひどい、という場合、何かの病気が関係していることが考えられます。その例を挙げてみます。
■口臭がひどい時はこんな病気からきている可能性が
1.重度の歯周病
歯周病が重度になると、歯周ポケットが深くなり、そこから常に悪臭を放つようになります。
2.重度の虫歯
虫歯が進んで神経が死んだり、化膿したりすると悪臭を放ちます。
3.扁桃腺の病気
扁桃腺がよく炎症を起こす、扁桃腺肥大、膿栓が詰まっている、ということがあると強い口臭の原因になることがあります。口呼吸をしている場合にも扁桃腺の炎症を起こしやすくなります。また口呼吸は口の中を乾燥させることでも口臭の原因となります。
4.蓄膿症
副鼻腔に膿をためることで悪臭の元になります。
5.呼吸器疾患
肺に問題があると肉が腐った臭いがすることがあります。
6.消化器系疾患
卵が腐ったような臭いがします。
7.糖尿病
甘酸っぱい臭いがします。
8.腎臓病
おしっこのような臭いがします。
9.肝臓病
動物臭い臭いがします。
このような臭いは歯磨きをしても解消せず、常に臭いを発します。心当たりがある場合早めに診察を受けましょう。
一壺歯科医院
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