歯科検診は行くべきですか?
2015年11月23日
一般的に、欧米先進諸国は歯の予防治療に対して非常に熱心であると言われています。それは、きれいな歯を持っていることが社会的ステータスであったり、国全体が予防歯科に熱心であったりなどの理由が関係していると考えられますが、あるデータによると定期検診に行く人の割合は、日本では2%、アメリカでは80%、スウェーデンでは90%という結果が出ています。
そして、その結果は残存歯数にどのように影響してくるかといいますと、80歳の時点で、日本人では9本、アメリカでは17本、スウェーデンでは25本という結果になっています。定期的に歯科で検診をうけ、虫歯や歯周病を予防することがいかに大事であるか、ということがわかりますね。
日本ではよく、「虫歯にならないようにしっかり歯磨きをしましょう」と言われます。でも、ただ歯磨きをしているだけでは虫歯や歯周病というものは予防しきれないのです。とくに、多くの人が行っている歯ブラシのみでの歯磨きだけでは、そもそも歯垢を全部取り切ることは不可能でどんなに頑張っても60%くらいの歯垢しか取ることができないと言われています。デンタルフロスを使っても80%から90%くらいです。それでも取りきれない汚れは歯科医院で検診を受ける際にきれいにしてもらう必要があります。
是非、歯科の定期検診を習慣にし、大切な歯、そして健康を維持していきましょう。
一壺歯科医院
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