親知らずを抜くと小顔になる?
2015年10月26日
親知らずに悩まされる人は多いものです。きちんと生え揃うこともありますが、多くの場合歯ぐきが腫れたり痛みを出したりなどのトラブルを起こしがちです。もともとあまりなくても困らない歯なので、デメリットが多いようであれば抜いた方がよい親知らずですが、この親知らずを抜くと小顔になれるというホントかウソか分からないような噂をときどき耳にします。
さてこの噂は本当なのでしょうか?結論から言うと、あながちウソでもないようです。その理由をあげてみます。
1.親知らずを抜いた後、周囲の骨が吸収する
下の親知らずは下あごのエラの部分に近い場所にあります。歯というのは、抜くとその周囲の骨が吸収して痩せてくるため、エラの部分の骨が少し減ってスッキリ見える可能性はあります。
2.顎の筋力が落ちて筋肉が細くなる
噛んで機能していた親知らずを抜くと、その部分のかみ合わせ力はかからなくなります。そのため、噛む力が弱くなり、筋肉もそれに伴い細くなります。
以上が考えられる理由ですが、仮に小顔になるとしてもそれほど劇的に目に見えるほどの効果は期待しない方がよいでしょう。親知らずは抜かなければならないと思っている人も多いと思いますが、抜かねばならないかどうかは、ケースバイケースです。くれぐれも小顔になりたいがためだけに抜歯をしようとするのは止めましょう。
親知らずでお悩みの方は一度ご相談ください。
一壺歯科医院
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