宇宙飛行士は虫歯があったらなれない?
2015年10月28日
題名のようなことをお聞きになったことがあるかもしれません。実際には虫歯だけでなく、トラブルを起こしそうな親知らずなどの痛みを出しそうな歯がある場合も宇宙飛行士になるのには妨げになります。
この理由はなぜかというと、まずは宇宙に行った際に歯の痛みや腫れなどのトラブルが起こった場合に治療ができない、ということももちろんありますが、大きな理由として、上空では気圧が変化するために虫歯や治療がきちんとできていない歯などがあると、その部分にたまっている空気が膨張して強い痛みを出すことがあるのです。神経がない歯でも、虫歯などで中に空気がたまっているとその部分の内圧が高まり、骨や歯ぐきに痛みを出すことがあります。
このような現象は宇宙だけでなく、飛行機の中や登山、潜水などでも起こります。飛行機の中では上空に行くとポテトチップスの袋などもパンパンになりますよね。このことが歯においても起こりうるということです。また、このような痛みは睡眠不足や疲れがたまっていて体の調子が悪い時には特に出やすくなります。
宇宙飛行士を目指す人はもちろんですが、飛行機を利用することが多い人も歯の状態には特に気をつけて、こまめに検診を受けるのがこのようなトラブルを避けるためには必要だと言えるでしょう。
一壺歯科医院
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