過剰歯って?
2015年10月16日
過剰歯というものがあります。文字通り「過剰な歯」ですが、時々見られます。発生率は3%ほどと言われています。成人の歯の本数は親知らずを入れて最高32本ですが、それぞれの歯種の数を超えて存在する歯を過剰歯と読んでいます。場所として一番多いのが上の前歯の真ん中にできる過剰歯で、その他にも親知らずの後ろに生えてきたりします。
ほとんどの場合、他の歯よりも明らかに小さかったり、先細っていたりなど、容易に過剰歯であると診断がつきやすいケースが多いです。生えてくるケース、生えてこないケース、両方ありますが、いずれにしても他の歯に悪影響を及ぼす場合には抜歯の対象となります。
過剰歯は、上の前歯の永久歯が生え変わる時期になっても生えてこなかったり、生えてもすきっぱになったり、形のおかしな歯が生えてくることで気付くことが多いです。しかし、全く生えてこないケースの場合、たまたまレントゲンを撮った際に発見されることも少なくなく、その場合、副鼻腔などの方向に向かって生えそうであったり、他の歯の歯根を圧迫して溶かしてしまうようなことがある場合には抜歯が積極的に勧められます。
当院では時間をかけてお口全体の健康チェックをいたしております。何か異変がございましたらお気軽にご相談ください。
一壺歯科医院
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