なぜよく噛むことはいいのか
2015年10月5日
食べるときはよく噛んで食べましょう、とはよく言われることですが、なぜよく噛むことがそれほどよいことなのでしょうか?日本歯科医師会が提唱し設立された財団である8020推進財団によると、よく噛むことで8つの効用があるそうです。
その8つの効用とは頭文字をとって「ひみこの歯がいーぜ」と覚えやすい標語になっています。卑弥呼の時代は現代のような軟食は少なかったはずですから、きっとよくかんでいたことでしょう。
■ひみこの歯がいーぜ
ひ;肥満予防
よく噛むことで満腹中枢が刺激されて、食べ過ぎを防ぐ
み;味覚の発達
よく噛むことで素材の味がよくわかるようになる
こ;言葉の発音(がはっきりする)
よく噛むことは周囲の筋肉を鍛え、歯並びにもよい影響を与えるため発音がよくなる
の;脳が発達する
よく噛むことで脳を刺激し、子供の脳の発達の促進、また高齢者にとっては認知症の予防となる
は;歯の病気を防ぐ
よく噛むと唾液が多く出るため、虫歯や歯周病予防になる
が;ガン予防
唾液中の酵素にはガンを抑制する作用がある
いー;胃腸の働きがよくなる
よく噛みくだくことで胃腸の負担が減る、また、消化酵素が多く出るため消化がよくなる
ぜ;全身の体力が上がる
しっかり噛むことで、より強い力を発揮できる、また平衡感覚も良くなり、全身の運動能力がアップする
しっかり噛むためには、健康な歯と歯ぐきが欠かせません。毎日のお手入れと定期的な検診、メインテナンスを忘れないようにしましょう。
一壺歯科医院
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